【台湾建築】伊東豊雄氏設計の「国家歌劇院」は感動する建築!

アジア建築

こんにちは!

台中にある「国家歌劇院」へ行ってきました。

台中へ行くことにした最大の目的は、ここ「国家歌劇院」です。

設計は、日本の建築家・伊東豊雄氏です。

日本で建築を勉強している学生さん・建築に従事している人なら、興味のあるスポットではないでしょうか。

これまで、実際にその場に立って、感動した建築はいくつかありますが、

その中でも、ここ「国家歌劇院」は特別な感動があります。

台中では、「国家歌劇院」を含む現地ツアーに参加しましたが、ツアーの時間以外にも

ゆっくり見て回りたかったので、ツアーに参加する前に、個人で、音声ガイドを借りて、建物内を散策してきましたので、写真をシェアしておきます。

「国家歌劇院」を100倍楽しめる音声ガイド

現地で、スタッフによるガイドツアーは、中国語のみで行われています。

入館自体は、無料ですが、「英語」と「日本語」は、音声ガイド(2時間・120元)で

利用できますので、こちらの音声ガイドを借りました。

借りる際は、パスポートを預けて、機械を返す時に、機械とパスポートを交換に返してくれます。

はじめに、伊東豊雄さんのあいさつもあって、

完成まで11年かかり、何度も、実現不可能なのかと思うこともあったけれど、

現地の建設会社の努力もあり、完成にたどりついたということで、

巨匠と呼ばれる建築家でも、こんな苦悩を抱えながらも、さらに難しいことに挑戦し続けるんだなぁと、

私なんか、いつの間にか、さくさく、効率よく仕事をすることをモットーに日々をこなしてますから、なんだか、反省したりもしながら。

実際、なぜ11年もかかり、これほどまでに、完成に困難を極めたかというと、

プラン(平面図)をみればわかると思いますが、

柱というものがない(ないわけではないですが。いわゆる、「柱」がなく、曲面上の壁で構造を構成している)ので、

設計段階で、どうやって、完成する空間のイメージを共有するんでしょうか・・・。

伊東豊雄氏の建築では、「せんだいメディアテーク」が有名ですが、

規模的にも、このクラスのものが日本国内にないのはとても残念です。

オリンピックのスタジアムも、最終、選ばれませんでしたね。残念です。

音声ガイドは、ほんとに利用してよかったなと思います。

国家歌劇院・外観

外観の壁部分は、お酒の瓶(壺)?をモチーフにしているそうで、

オペラ(音楽)に酔う=美酒に酔う ことをイメージしているそうですよ。

(音声ガイドによる)

なるほどな!

1階ロビー

1階ロビー

2階ホワイエ

大劇場と中劇場があり、劇場内は公演チケットがないと入れません。

3階以上

スカイテラス

VVG Can Play

台湾も、クラフトビールが流行っているようで、

6階のビアバーがあり、

昼ごはんがわりに、1杯いただきました。

暑かったので、ビールがしみます~。

周辺の環境

建物の向かいには、都市公園が広がっています。

(公園や広場の設計も仕事でしている私には、こっちのほうが、実務的には参考になる。)

正面にあるオブジェなんですが、「耳」の形をしていて、オペラを聞いているイメージだそうですよ。言われてみれば、なるほどな。です。

そして、周りがどうみても、重厚な建物が並んでいて、とても高級な雰囲気なんですが、

台中で参加したツアーのガイドさんも、「ここが、台中で最も地価が高いエリア」とおっしゃっていました。

(数)億ションだそうです。

台中国家歌劇院の音声ガイドツアー

音声ガイドは、日本語と英語が用意されています。

120元/2時間

每日11:30-18:00の間、貸し出し

※今までで最も価値のある120元だったと思います。

是非、利用してみてください。

台中国家歌劇院について

住所:台中市西屯区恵来路二段101号

伊東豊雄氏は、台湾で他にも設計されています。

こちらのインタビューがいろいろ詳しく知ることができます。

リンク:伊東豊雄氏にカテノイド・インタビューを仕向ける

コメント