こんにちは!
今日は、サンフランシスコにある「カリフォルニア科学アカデミー」の紹介です。
私は、5年前(2013年)に勤続10年の休暇で、サンフランシスコ・ロサンゼルス・アリゾナを周遊した際にこの施設にも行きました。
カリフォルニア科学アカデミーの施設概要
施設概要 ~観光スポットとして人気の理由~
植物学、人類学、鳥類学、地質学などの世界的な専門家が集まり、人間科学に関する重要な研究を行っています。
2008 年には大規模な改装工事が行われ、観光客や地元住人に大人気の観光スポットへと生まれ変わりました。
この施設が人気の理由としては、
「水族館・植物園(温室ドーム)・プラネタリウム」を兼ね備えた大型自然史博物館であることと、
約1万㎡に及ぶ波形の屋上緑化「リビング・ルーフ」や建物の中におさまる4階建てのドームでは、熱帯雨林の天候や生態を再現されており、
「鑑賞する」というより、「体感する」ことができる点です。
設計者
この建物を設計したのは、建築家「レンゾ・ピアノ」です。
レンゾ・ピアノと言えば、私たちになじみのある建物(施設)だと、
●関西国際空港旅客ターミナルビル
を設計した方です。
他に、有名な作品としては、パリの「ポンピドゥー・センター」などがありますが、
今回、紹介している「カリフォルニア科学アカデミー」は、最も優れた作品ではないかと思います。
なお、ランドスケープの部分については、「SWAグループ」が担当しているということです。
「SWAグループ」というのは、アメリカのランドスケープを牽引してきた組織で、
前身は「Sasaki Walker and Associates」であり、ピーター・ウォーカー氏は日本でも数多く実績を残しています。
【JR丸亀駅・広場】
↑ようやく、仕事の合間に観に行けたけど、あいにくの雨。。
後ろの「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」も入ったんですが、この日、おなかの調子も悪く、おちおち散策する元気なかったので、結局、ゆっくりできずに帰ってきたので、必ず再訪します!
サスティナブル建築の代表格
やや建築の専門的な話になりますが、最近、建築の環境評価(省エネ効果など)というのが重視されています。
ガラスのキャノピー(ひさし)には、太陽光発電パネルが仕込まれていて、建物が消費する電力の約半分を賄えるようになっています。
また、屋上に設けられた「天窓」は、建物内の温度上昇で自動で開いて喚起できるなど、環境負荷の低減に配慮された建物になっています。
※LEED(環境性能評価システム)で新築時と運用時でダブルプラチナ(最高ランク)獲得しています。
より詳細にお知りになりたい方は、下記ページをご確認ください。
英語だけど、公式サイトの中にも取組の説明が書かれているので、ちらっとご確認ください。
該当ページ:リンク
日経アーキテクチュアでも特集されています。(2017 11-9号)
表紙の建物が、ずばり「カリフォルニア科学アカデミー」です。
バックナンバーのページ:リンク
カリフォルニア科学アカデミーの見学
写真のセンスがなくて、、、申し訳ないですが、
この温室ドームの中をぐるっと歩いて回れます。
下から見れるんですが、
後で、上からも観れます。
って、わかりにくい写真ですみません。涙。
この写真では満足できないよ!という方は、ぜひ、本物を実際に見てくださいね。
そして、何故か、「リビング・ルーフ」の写真がないんですが、屋上緑化も面白いです。
開館情報
感謝祭 (11 月の第 4 木曜日) とクリスマス (12 月 25 日) を除き、毎日開館
アクセス
カリフォルニア科学アカデミーは、
ゴールデン ゲート パークの中心部にあり、公共交通機関、車、自転車、シャトルバスでアクセス可能
是非、行ってほしい理由!
これは、大人の方も楽しめる施設ですが、お子さんがいらっしゃる方は是非連れて行って、体験させてほしい施設です。
英語の解説はわからなくっても、お父さん・お母さんもうまく説明してあげられなくても、問題なし!
この空間を体感するだけで、十分だと思います。
実のところ、私、あんまり、植物園や動物園・水族館って子どもの頃、そんなに興味ない子だったんですね。見ても、ふーーーん。ぐらいの感想だったんですが、ここは、ずっといても飽きなくて、見せ方を工夫していますし、歩き回っていて楽しい施設です。
これを子供の頃に見ていたら、もっと動物や植物に興味を持ったかもなぁとしみじみ思ったので、お子さんには体感してほしいです。
サンフランシスコへ行かれる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください!
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