こんにちは!
「岐阜市民会館」を施設見学してきたので簡単ですが紹介します。
岐阜市民会館
鉄筋コンクリート造及び鉄骨造、地下1階地上4階建て
総工費 5億7千万円
竣工 昭和42年2月1日
JR岐阜駅、名鉄岐阜駅から 岐阜バスで「市民会館・裁判所前」下車 「市民会館前」下車
「岐阜市役所前」下車徒歩5分
※私は駅から散策を兼ねて歩きましたが、30分ぐらいかかったと思います。
施設の特徴
岐阜市民会館は、建築家・坂倉準三(1901~1969)が手掛けた建築作品です。
直径40mの円錐形ボリュームの中に1,501人収容のオーディトリアムを配し、街路に面したL字形平面の低層部は1階がピロティとエントランス、円錐形と低層部の接する部分にロビーや中庭が配置されています。
坂倉準三について
岐阜出身の方だそうです。
東京帝国大学文学部美学美術史学科卒業後、パリの建築家ル・コルビュジェのアトリエにて建築を学ぶ(1931~1936)。翌1937年パリ万国博覧会の日本館にてグランプリを受賞、1940年に坂倉準三建築事務所を創設して以来、300近い建築作品を残した。
「岐阜市民会館」施設見学
おそらく、この外観だけで、誰の設計か想像つく方が多いと思います。
外観を特徴づけるタイル仕上げは大仏タイルと呼ばれ、窯の温度分布により多様な色差が出るものを当時、坂倉氏が好んで採用していました。
美しいらせん階段
中庭です。
ピロティのブレースは耐震補強をしたようですね。先に見えるのは、NHK岐阜放送局の鉄塔です。おもいがけず、いい写真かも(笑)
施設見学について
私は、受付で中を見学したいと伝えると、名簿に連絡先等を記載して見学させていただくことができました。連絡先の記載は、コロナで万が一のために連絡先を控えておくのが目的のようです。
私は、ラッキーなことに中に入ることができましたが、コロナの状況によりどうなるかわからないので、事前に確認されるのをおすすめします。
最後に
会館で資料としていただいたパンフレットを掲載しておきます。
資料:岐阜市民会館提供
そして、1967年開館当時の写真です。(まだ、私、産まれていない!)
建物の存在感が、今の時代よりもずっと大きく感じますね。