【日本の建築探訪】谷口吉生氏設計「豊田市美術館」

日本建築

こんにちは!

2022年春、愛知県にある「豊田市美術館」へ行ってきました。

大学で建築の勉強していた頃に、バイト仲間が車を買ったというので、

連れて行ってもらったぶりです。

(しかも、バイト仲間君は、大阪の豊中と勘違いしていて、前日にあわてて確認されました。「愛知県??・・・」って)

豊田市美術館

二度目の豊田市美術館

20数年ぶりに訪れたそれは、とても綺麗に維持されていたのですが、

1995年に開館後、開館20周年を機に谷口吉生氏監修のもと、2015年にリニューアルオープンしているということです。

谷口吉生氏は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の増築(棟)のほか、美術館建築を多く手掛けらています。

豊田市美術館は、庭園のデザインはアメリカのランドスケープ・アーキテクト、ピーターウォーカーです。大学の4回ぐらいから、建築もいいけど、将来、ランドスケープに進みたいと思い始めたころなので、どちらも勉強になりそうな施設ということで、みにいきました。

2度目にまた訪れたのは、コロナ前に「土門拳記念館(山形県酒田市)」を見に行きよかったので、

豊田市美術館もまた行きたいなと思ったからです。あと、20年たって、記憶が薄れてるなぁと。

建築探訪「豊田市美術館」

あいにくの曇り空なので、全体的に写真が暗いです。

駐車場側からのアプロ―チ

乳白色とモスグリーンの対比が綺麗

平日で曇っていたので来館者少なかったです。

こんなに大きかったかなぁ、と思うぐらい記憶があいまい

外、中間、中って感じですね(語彙力。笑)←ワンクッションおいてるかな的なことを言いたい。

正面からのほうが好きです。横の壁も、建物へ向かっていく感じで。

もう一段、展示と外の間の空間。

豊田市美術館って、ここはすごく明るい空間

彫刻テラスを通って髙橋節郎ギャラリーへ

 

庭園は彫刻庭園になっていて

2階にも大きな池(水盤)があり。これも正面からみたほうが綺麗。(私のスマホカメラの限界をこえますが)

庭園のむこうに茶室「童子苑」があります。

まさかの博物館建設中でした。(庭園、ちっちゃなるやん)

ル・ミュゼ(味遊是)

館内のレストランから奥には市街地が見渡せ

私はテラスが眺められるお席

建物周りなど

今回は、電車でいったので、駅から歩きましたが、「こんなに高低差のある敷地」だったのか。

と思いましたが、挙母藩(ころもはん)の七州城があったそうです。

駐車場からのアプローチとは違い、こちらのエントランスははじめからひっそりした感じ。

写真に見えているガラスの部屋がレストランです。こんなに高低差処理してるのね、って思いますね。

シンプルなのに複雑

水平、垂直のラインがきれいですごくシンプルなのかなと思いきや、

外と中の区切りや大きなボリュームの中に、いくつかのボリュームの空間が回廊でつながっていて、

「今、何階にいるの?」的な。美術館なので、常設展示と企画展示のスペースがわかれていると思いますが、展示スペースと展示スペースの間の明るい開放的な空間など、展示空間のつなげ方がすごいな、と。

あくまで主役は「美術作品」だから、建物はそれを引き立てる器だよ。でも、その器、優秀すぎるやん。っていう感じで、

たまに降る小雨と戦いながらの二度目の「豊田市美術館」でした。