技術屋さんが持っている鳥の目と虫の目

お仕事

こんにちは!

今日は、仕事で必要と言われる「鳥の目と虫の目」について、私の仕事の場合をかきたいと思います。

技術屋さんの鳥の目と虫の目

私、鳥の目と虫の目しか知らなかったけど、魚の目ってのもあるそうですね。

「マーケティングにおける・・」「経営改善における・・・」「事業戦略における・・・」ってなると急に難しい話に感じるんですけど。

単純に、まずは、

・全体を把握できている ←鳥の目

・個々とその関連性を把握できている ←虫の目

っていうことでいいんじゃないかなと思っています。

例えば、技術屋さんで住宅設計の仕事をしている場合、

↓平面図があって、

↓他に、断面図

や、立面図や展開図や屋根伏図やいっぱい図面があるんですが。

この平面図で、どこかの壁の位置を1mずらしたり、窓の大きさをかえたりした時に、

その壁が出てくる他の図面もかえとかないと、図面ごとに壁の位置が違う!窓の大きさが、図面ごとに違う!どれが正しいの!??ってなります。

そんなん、あたりまえ。平面図かえたら、他の関連する図面もなおさないとダメでしょ!

って思うかもしれませんが、案外、

「え、その図面の●●かえたのに、なんで、こっちの図面は変わってないんですか!?」みたいな人はいます。当然、経験の少なさとかも原因ではありますが、図面に限らず、

年配の技術の人が、何か分析等をしたレポートで、ある部分を修正したのに、それに関連するほかの部分が修正されておらず、もはや、どこが正しいの!どうするの、これ!??みたいなレポートを見たことがあります。

設計図面をまとめるときは、本でいう目次のように、「図面目録(図面リスト)」というものをつくります。

この図面目録をきちんと把握できていて(鳥の目)、各図面に何を書いているのか理解できていれば(虫の目)こういうミスは起こらない、もしくは、ミスは減るかと思います。

これは、図面だけに限らず、事務仕事でも同じことで、

全体と個々の相関関係が頭の中で整理されていれば、資料のある部分をかえたら、それに関するどの部分をなおさないといけないのか考えられるので、片手落ちのようなミスは減ります。

全体を把握する力

個々と個々の関連性を把握する力

が高まれば、よりミスのない正確な仕事ができるようになるかなと思います。

これが、経験がもっと高くなってくると、

一つの事柄を多角的に見る・考える力(虫の目)が磨かれるので、ある事柄を取り入れた場合の影響、他の方法と比較し最適案の絞り込みなど、自分で考えてよりよい方法を考える力がついてくると思います。

他に、エクセルの作業も同じかなと思います。

エクセルって各セルが影響しあうので、どの部分のセルの数値を替えたら、どこの計算結果がかわってくるっていうのが頭に入っていないと、なんかさわったらあかんセルさわってしまったけど、どうしよう・・・ってことになりますよね。

これが、すごく頭で整理されている人は、作業効率の高いエクセルの使い方、エクセルを使ったデータ・フォーマットの作り方をされますね。

(もちろん、エクセルの知識も大事ですが、)

この人にお願いすると、すごくシンプルで正確・かつ作業効率も高いエクセルデータを作ってくれる。という人がいるので、エクセル仕事はその方にお願いすることが多いです。

若手の人で、なかなかミスが減らない人っていますね。

もともとのその人の几帳面さみたいなものもありますが、目の前にある作業・資料・図面の全体と個々の内容(や目的)・関係性が頭に入っていないのかなぁと感じたりします。

おまけ:技術屋さんの魚の目

鳥と虫の話しかしませんでしたが、魚の目ももちろん必要でしょう。

技術そのものが日々進化していくものですし、その技術へのニーズ・トレンドが変わります。

はじめに例にあげた住宅の場合でも、昭和の住宅と今の住宅では優先される機能なども違ってきます。

また、新たな技術が生まれてコストが削減されるなど、日々変化する状況へ対応していく力が必要となります。

鳥の目だけ優れてて、細かい部分の見落としがあってもいけないし、細かい部分にはこだわるけど、全体がおざなりではどうしようもないし、その時その時のニーズへ対応できてなければ全体としてよいものは作れないし、、、どれも大事!どれも、いっしょに高めていかないといけない!っていう感じですね。(がんばります!)

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