ただただ切ない「ただ愛する仲」が教えてくれること【韓ドラ/感想】

韓流/華流ドラマ

こんにちは!

前からすごく気になっていた作品「ただ愛する仲」が、

ストーリーは、

重い・・・暗い・・・つらい・・・の三拍子ですが、すべての出演者が素晴らしかったと思います。

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「ただ愛する仲」あらすじ

12年前に発生したショッピングモールでの事故で、奇跡的に救出され生き残ったガンドゥ(ジュノ(2PM))とムンス(ウォン・ジナ)。事故で夢と家族を失ったガンドゥは、頼れる人もおらず、これまでただ苦痛に耐える毎日を生きてきた。一方、ムンスは事故で妹が犠牲になり1人生き残ったという罪悪感と、妹の分まで生きなければいけないという重圧に苦しみながらもその痛みをひたすら隠しながら懸命に生きていた。ある日、それぞれの人生を歩んでいた2人が偶然にも再び出会い、惹かれ合い、そして心の傷を癒し合っていく…。

「ただ愛する仲」キャスト

イ・ガンドゥ(2PM ジュノ)とハ・ムンス(ウォン・ジナ)

12年前に発生したショッピングモールでの事故で、奇跡的に救出され生き残った2人

ガンドゥは、事故で父親も亡くしており、自身も脚に後遺症があり、経済的にも困窮した暮らし

ムンスは、事故の影響で両親は別居、母親と暮らしており、家計を支えるため、家業を手伝いながら、建築模型をつくる仕事などをしている。

ウォン・ジナさんは、どことなく、女優のスエさんに似ているなぁとドラマ観ながらずっと気になっていました。

ソ・ジュウォン(イ・ギウ)

崩落したショッピングモールの跡地に建てる施設の設計を行っている建築家

実は、父親も建築士で、ショッピングモールの設計を行っていた。

ムンスに興味をもち、自身の設計事務所でムンスを働かせることに。

ジュノとイ・ギウさんは、「記憶~愛する人へ~」でも共演しています。

「記憶~愛する人へ~」日本リメイク原作の感想【韓ドラ/あらすじ/感想】
記憶を失っていく病、<アルツハイマー型認知症> 他人事だと思っていたことが突然、パク・テソクの身に降りかかる。 40代半ばの人生最高の時期に・・・。

チョン・ユジン(カン・ハンナ)

ショッピングモールを建設したチョンユ建設の会長の娘

事故の以前は、ジュウォンと交際していた。

【感想】「ただ愛する仲」が教えてくれること

 コスト重視が引き起こした崩落事故

ショッピングセンターの崩落で、生き残ったガンドゥとムンスですが、

韓国では、実際に百貨店の建物が崩壊するという事故が起こっています。

この百貨店崩壊については、応答せよシリーズの2作目で、そういう場面がでてきます。

応答せよシリーズの2作目って、ほかにも通貨危機の頃と重なるので、いろんなことがあったんだなぁという勉強になりました。

https://fukafuka.blog/life/korea_drama/outouseyo01/

この百貨店の崩壊は、1995年のことなので、今から25年前のこと。

中国では、最近もビル崩壊のニュースがありました。

開店をいそぐため当初の設計を無視して現場工事だったり、コストを抑えるために、法令を無視して資材の仕様変更を行ったり、そんなことがあっての事故なら、100%人災でしょう。

私も、本業では、公園や公共施設を主に設計しているので、自分が関わったものに事故があったりしたらと思うと、怖いなと思います。

定められた法令・法規をクリアしないものを設計することはないですし、公共施設が中心なので、

人命を軽視してでもコストを抑えるような状況になることはまずないですが、

ささいな気のゆるみ、不注意がだれかの命を奪うようなことになったら辛すぎます。

どれだけ経験を重ねても、常に、知識を深め、技術研鑽につとめないといけないと改めて思いました。

技術者に限らず、今みたいにコロナで世界中が闘っているような状態だと、行動には慎重にならないといけないし、日々、細心の注意を払い、自衛するとともに、周囲への思いやりをもって過ごさないといけないですね。

 自暴自棄ではないけど、達観しているガンドゥ

崩落事故の時、最後の救出者になったガンドゥ

雨が降ると、事故の時に負傷した足の状態が悪くなり、車の免許も取れない、

仕事も安定したものにつけず、保険も未加入。自分でも、「(社会の)底辺にいる」と口にする。

そのことをものすごく卑下するわけでも、自暴自棄になるわけでもなく、

誰にでもストレートに物を言えるのは、この忖度社会の私たちには、さっぱりしていていいなぁと思います。

ガンドゥは、懸命に生きているけど、誰かのために生きている感じがすごくする。

妹のため、借りたお金を返すため。自己犠牲感はさほどないけど、

事故のあと、幻覚に苦しめられていたガンドゥが、

そんな苦しい想いをしているのが、ムンスじゃなくて、自分でよかったっていう言葉が、

印象的で、なかなかそんな風に考えることは難しい。

そんなガンドゥが、ムンスに愛されることで、自分のことも大切にしようって思うように

なったこと、愛する人、愛してくれる人の存在って大きいなと

辛い体験をした若い二人が支えあう「ただ愛する仲」に思いました。

韓ドラで、久しぶりに泣いたドラマでした。

序盤、とても重く苦しい展開が続きますが、最後まで完走(視聴)して良かったなと思うドラマでした。

 こんなおばあちゃんになりたい

「華麗なる遺産」でてくるおばあちゃんとか、

「純情に惚れる」でも、地主のおばあさんが出てきますが、

このドラマで、でてくるおばあさんも、社会的弱者である人たちの最後のよりどころと

なる場所を提供していて、

私も将来、こんなおばあちゃんになりたい!って思います。笑

いざって時は、お金ポンって出してあげられて、

若い人に花持たせてあげられるおばあちゃんになれるように、もっと頑張りたいなと思います。

40過ぎて独身で、めいっこ、おいっこもいないので、何か残すような相手もいないんですが、

だからこそ、思うのかもしれないです。残す方がいる方は、なおさらな話なのかもしれないですが・・。

残せるものがなかったとしても、正しいことをきちんとできる人になりたいなぁと、

特に最近のコロナウイルスが感染拡大していて、高齢の方がトイレットペーパー買い占めたり・・ってきくと、(若い人より、備蓄は多く持っておかないと不安って気持ちはわかるんですが)

年取った時に、社会に迷惑をかけない存在でいたいなって思います。なんか、ちょっとドラマの話からそれてしまいました。

「ただ愛する仲」を観るなら!

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