中学1年生で決めた1つのルール

エッセイ的なもの

こんにちは。たまーーーに、なんですが、「子どもの成績がよくないんだよねー」と友人の話を耳にすることがあります。私も、中学1年生のはじめのテストは、210数名の同学年の生徒の中で、180番ぐらいの成績でした。そこから、中学2年生の最後の期末試験で、トップ10入りまで成績をあげた経験があるので、その時の話をちょっと書いておきます。

もう、一生勉強しなくていいと思ってた中学入学式←バカ

私は、中学受験組です。小学校は、地元の公立小学校に通っていたのですが、親のすすめで中学受験をしました。中学受験をして、大学まである学校に入れば、そのままストレートで大学卒業できるから、、、という親の甘いささやきに流されて、なんとなく中学受験しました。

結局、当初考えていた中学校より、ちょっとランクの高い学校に合格しました。中学受験が終わったら、もう、試験だ、偏差値だ・・・って言われずに、毎日楽しく学校にいって人生を過ごせると思っていた中学の入学式(バカすぎる・・笑)

入学した学校は、結構、小テストの多い学校でした。授業でも、まめにテストがあるし、中間・期末と、実力テストと割とテストが多かったです。「聞いてないよ―――」と、凹んでました。

初めての中間試験で、補習送りに

中学1年生の中間試験で、アルファベットを筆記体で全部書くっていうのがあって、全然かけなくて(特に、大文字。今、また書けなくなってると思う。笑)、テストの点数が悪かったため、補習授業メンバー入りしてしまいました。すべては、勉強不足が原因です。笑

中学入学時に、母から言い渡されたこと

私は、その学校に入学が決まった時に、母親に言われたことがありました。それは、「塾代は、学校に払っているので、勉強は学校でしてきなさい。でした。
補足すると、2つ上に兄がいるのですが、(こんなこと勝手に書いたらおこられそうだが)兄は中学受験で志望校に落ちて、公立中学校に進学していました。高校受験が避けられないので、親としては男の子というのもあって、中学に入っても、小学生の受験時代の延長のような感じで、塾通いをしていたのです。
それに対して、私は、私立の学校に入り授業料をたんまり払っており、高校受験は必要ないのだから、勉強は学校でしてきなさい。ってことでした。(大阪弁で翻訳すると、高い授業料払ってる分ぐらいは、しっかり勉強して、もととってこいってことになるかと・・・笑)

塾とか習い事嫌いな私としては、願ったりかなったりな母の言葉だったのです。

ただ、当時、まわりの同級生をみると、入学後も、塾や家庭教師を続けている子は多かったです。なんで、受験から解放されたのに、まだそんなに勉強しているのかわからなかったです。びっくりしたのは、4時からの学校みたいなのがあるって聞きました。私立の学校なので、公立中学とはカリキュラムが違うので、私の行ってた学校のカリキュラムにあわせた塾があるってきいて、通っている子もいました。

ただ、中学入学早々に、補習授業メンバーに入った私に、母もさすがにショックだったようで・・・、「英語だけでも、習いにいったほうがいいのかしらね」みたいなことを言い出しました。

このままだと、まずいと感じた中1の夏

1学期が終わり、夏休みも、補習授業で学校に行ってました。と、同時に、中学1年生で入部したバドミントン部も1か月ほどでやめてしまいました。もともと、運動部に入りたかったんですが、電車通学で片道1時間かかるので、部活どうのこうのよりも、ちゃんと通学できるのか、ついこの間までランドセルせおって歩いて10分の学校に通っていた子が・・・という親の心配が強く、親が運動部に入ることに反対していて、「どうしても運動部に入りたいなら、学校に慣れて、補習授業を受けてなくてもよい程度になってから、入り直しなさい」と言われていました。反対を押し切ってバドミントン部に入部したのですが、中間試験が終わって体調崩したりしたので、自分自身も続ける自信がなくなり、バドミントン部はやめてしまいました。

その後、補習授業は受けなくてもよい程度の点数は試験でとるようになり、学校生活にもなれてきたので、中学1年生の終わりに、友達に誘われて、剣道部に入りました。(親としては、それならバドミントン続けている方が楽やったんじゃない。と思ったに違いない。私も、そう思います。笑)

学校でいい成績をとるためのシンプルな法則

だた、運動部を続けるなら補習授業をうけなくてもいい程度の成績はとらないといけないな。と。成績が悪いから、部活やめます。っていうのは、恥ずかしいので、避けたい!と思い、その時、決めたルールがこれです。

『学校の授業だけは、ちゃんと聞く』

学校の授業って、出席しているようでいても、全然先生の話をきかずに、友達に手紙かいたり(なんで、あの年頃って、毎日会う友達に手紙かくんだろ・・・笑)居眠りしたり(コラ)あんまり授業ってまじめに聞いてなかったです。でも、成績をなんとかしたいなー、どうしよかなーと思った時に、考えたのは、まずは、授業だけはちゃんと聞くようにしよう。っていうことでした。

ついでに、家に帰って勉強したくなかったので、宿題は、休み時間か部活が始まる前の放課後の時間で片づけて、基本的に家では勉強しませんでした。

家には勉強を持ち込まず(←なんか、おかしい)でも、「学校の授業だけは、ちゃんと聞く」このルールを守るようになったら、毎回、定期試験の順位が、ぐんぐんあがっていきました。

後で思えば、の話になりますが、なぜ、成績があがったのかは、結構単純な話で、

「学校の定期試験は、授業で教えた中から出題される」からです。授業で教えてないことは、試験に出さないのです。なので、授業をしっかり聞いて、理解すれば、定期試験でいい点数をとれるのは当たり前の法則だったのです。

あとは、母の「塾代は、学校に払っているので、勉強は学校でしてきなさい。」の言葉を守って、授業でいまいち先生の話が、ぴんとこなかった時とかは、授業終わりに、先生に聞いたり、時間のかかりそうな内容だったら、お昼休みに質問しにいっていいですか?と約束して、授業内容だけはわからないことを放置しないようにしてました。

これで、中学2年生の最後の期末試験で、学年でトップ10に入りました。中学3年生から、大学の希望進路にあわせて、コース分けがされて、トップ10に入っているような子たちは、特別クラスの方に移り、授業内容も試験も異なるので、(私は、特別クラスにはいかず。)ライバル的な人たちがいなくなったので、中学3年生の定期試験は、ずっと総合点で1位でした。

180番台だった成績がトップ10まであがるのに、かえたのは、
『学校の授業だけは、ちゃんと聞く』というスタンスだけだったんですが、
ほかに、効果があったのは、成績があがると、「勉強ができない自分」から「勉強は、勉強した分だけできるようになる自分」にかわったことかなと思います。
よく言う、「成功体験が大事」とか、脳科学者の茂木さんの本でも、こういう内容のこと書いてあったりしますよね。(ドーパミン(快感ホルモン)の分泌などの話。)

どんなに小さなことでもよいから、自分が楽しめて、達成感を持つようにできることに、没入するのがよい。
その結果得られるささやかな成功が、脳を変えていくのである。
(引用:http://earth-words.org/archives/9348(茂木健一郎の名言)

なので、たまーに、子どもの成績がのびない。など、悩んでいる友達がいると、「あれ、これさせずに、まずは学校の授業をちゃんと聞いて、わからないことをほっておかないようにすることを徹底しては」と、すすめています。
そうすると、「学校の授業を聞く」→「授業を理解する」→「試験でいい点数がとれるようになる」→「うれしい」→「勉強の仕方がわかってくる」→「もっと難しい問題もとけるようになりたい」っていう成長のスパイラルが生まれるようになってくるから、まずは、成功を体験させてあげることが大事!と、おすすめしています。

思いのほか、長い話になりました。
茂木さんの本、最近読んでないから、また何かよもっかな♫