こんにちは!
去年からiDecoで投資信託の積み立てを行っているのですが、見直しを考えているところです。
その時に、用語やiDecoのルールで「ん?」ってなることもあったので、まとめてみました。
私のiDeco
去年からはじめたiDecoですが、概要をまとめるとこんな感じ。
●SBI証券で、投資信託を利用
●2.3万円積み立ての内訳は、
ひふみ年金に約1.5万円、EXE-i 先進国ファンドに約8千円
iDecoの見直しに知っておきたい3つのこと
iDecoを見直すぞ!
と思った時に、知っておきたい3つのことをあげると、
①iDeco利用の金融機関を替えたい!
②積立額の配分を替えたい!
③積み立てていた商品を別のものに替えたい!
と、3パターンあるかなぁと思いますので、それぞれについてまとめておきます。
①iDeco利用の金融機関を替えたい!
まず、これは、iDecoを始めるときに、知っておきたいポイントですが、
●iDecoを利用する金融機関は、一人で一社の金融機関(運営管理機関)のみ
となります。
Aの投資信託は、●●銀行のiDecoで積み立てて、
Bの投資信託は、▲▲証券のiDecoで積み立てるみたいな使い分けはできないです。
なので、iDecoはじめるときは、各金融機関(運営管理機関)の手数料の比較だけでなく、どういった商品を取り扱いしているかも見比べる必要があります。
手数料の安さだけで選ぶと、手数料は安いんだけど、あんまり魅力的でない商品しか取扱いしてない!ということにもなりかねません。
全部を比べる必要はないですが、手数料が安い3つの金融機関ぐらいで、ざっと商品の比較はした方がよさそうです。
次に、これまで利用していた運営管理機関を替えたい場合ですが、
例えば、これまでSBI証券を利用していたが、楽天証券に替えたくなった場合などは、
①運営管理機関の変更には、いったん、保有している資産(商品)を売却して現金化する必要がある。
②移管には、2か月ほどの時間がかかる。
③移管に手数料が発生する場合がある。
まず、①については、いったん、売却して現金化する必要がでてくる点を知っておかないといけないですね。
ということは、その段階で、拠出額(積立た総額)より評価額が低いと、損失がある状態で現金化されることになります。
「●●の投資信託を、100口持っている」から、それを、そのまま別の金融機関に100口預け替えるだけという訳にはいかないので、注意が必要です。
(じゃぁ、評価額が上がっていれば、売却益がでるからいいやん!ってことですが、
私の浅い知識で恐縮ですが、ずっと基準価額が上がっている投資信託の場合だと、
そのまま持っていれば、自身の購入単価と評価額(基準価額)の差が開いて、その分利益が増えるのに、
ここで、売却しちゃうと、売却益がでるとはいえ、基準価額が上がった状態から、積立しなおさないといけなくなるので、あがっているものを売却するのも抵抗ありますね。
ずっと、下がり続けてる投資信託の場合、どこかで損切するなら、そのタイミングで、売却して、移管するのもありかなと思います。)
また、②に書いた通り、運営管理機関の変更には、
「資産を移すために、2ヶ月程度かけてそれまで運用していた全商品をいったん売却して現金化を行い、変更先の運営管理機関が提示する運用商品を新たに購入するという手続き」が行われるので、結構時間がかかるので、ころころ機関を変更するのは、どうかなと思います。
③については、無料でできる場合もありますし、手数料が発生する場合もあります。
特に、他の機関から、●●に変更してくる場合、●●では手数料不要です!っていうのはおおいです。そりゃぁ、お客さんが増えるので、手数料いらないから、うちに移管して!って感じでしょうか。でも、●●から、他に移す時は、手数料かかるからね!って場合はあります。
私が利用しているSBI証券のサイトを見ていると、
他から、SBI証券に移管する手数料:無料(0円)
SBI証券から他に移管する手数料:4,320円(税込み)
※2018年4月調べ
どうでしょう。来るものは拒まないけど、去る者にはちょっときつい感じです。
それでも、手数料の差は結構大きいですから、1年に一度でも、自身の利用している金融機関の手数料は、ほかと比べてどうなのか・・・と、調べておいた方がよいですね。
もし、銀行窓口で勧められて、なんとなくiDecoはじめたんだけど、商品はいまいちっぽいし、手数料も他と比べて高いわ!って場合は、移管した方がよいのかなと思います。
②積立額の配分を替えたい!
私の場合、月額2.3万円で、2つの投資信託を積み立てていて、65%と35%の割合で割り振っています。
これ、指定する時に、金額で指定するんじゃなくて、割合で指定するんですよね。
なお、端数が出る場合は、端数をどの商品に割り振るかも指定します。
この配分を替えたいときは、割と簡単で、指定すれば、次の拠出から反映されます。
なお、新たにもう一つ積立したい投資信託がある!っていう場合も、大丈夫です。
ここでいう配分の変更は、「これから拠出(積立る)するものの配分」ということになるので、これまで積立たものは、そのまま保有しつづけることになります。
変更前⇒商品A:商品B=65%:35%
だったのを、
変更後⇒商品A:商品B=50%:50%
に替えてもいいし、
変更後⇒商品A:商品B:商品C=50%:30%:20%
でも可能。さらに、
変更後⇒商品A:商品C=65%:35%(商品Bは追加積立なし)
と、することも可能になります。
【月の掛け金を替えたい場合】
ちなみに、積立額の総額=掛金の変更は、1年(毎年1月~12月の間)に一度しか行えません。
私は、月額2.3万円が上限になりますので、毎月2.3万円を掛け金として設定していますが、
毎月2.3万円掛けるのしんどいから、1万円だけにしたいよ~という場合は、1年に一度だけ変更が可能ということになります。
③積み立てていた商品を別のものに替えたい!
おためしで買いたい商品は、iDeco枠で?
ここで、iDecoについてあらためてどういう制度かというと、
個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」とは、自分で作る年金制度のことです。
加入者が毎月一定の金額を積み立て(掛金を拠出するといいます)、あらかじめ用意された定期預金・保険・投資信託といった金融商品で自ら運用し、60歳以降に年金または一時金で受け取ります。
国の年金あてにできないから、自分で老後のお金を積み立てておきましょう!
みたいな制度ですが、それだけだと、みなさん、そんなん余計なお世話!ってなるので、
何かメリットがないと利用(加入)しないと思います。
iDecoのメリットは、税制面での優遇される点が3つあります。
①積立金額すべて「所得控除」の対象で、所得税・住民税が節税できます。
②運用で得た定期預金利息や投資信託運用益が「非課税」になります。
③受け取るとき「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象です。
③については、受け取り時の話になりますが、積立時の話であれば、
①、②が該当します。
中でも、②については、この記事で何度か触れた、「運営管理機関変更時の資産売却」や
「スイッチング時の売却」時の運用益が「非課税」になることが大きいと思います。
もう一つ、運用での税制優遇といえば、「NISA」や「積立NISA」が挙げられます。
私は、「NISA」を利用していますが、積立投信は、「NISA」枠を利用していません。
なので、投資信託を積み立てるのに、ちょっと試しに積み立ててみたいなぁと思う商品(ファンド)があった場合、もし、短期で売却するのであれば、運用益が「非課税」になるiDecoを使うのがよいかなぁと想います。
特に、ベンチマークよりも高い利回りを目指しているアクティブファンドの方が、価格の変動は大きい傾向にあるので、「アクティブファンドだけど、試してみたいよ~」という場合は、iDecoがよいのかなと思います。
※私、「積立NISA」を利用していないのですが、「積立NISA」のスイッチングを調べてみると、仮に、年間限度額の40万円の枠を使い切っている場合、買い替え(スイッチング)したいと思っても、もう枠がないので、スイッチング不可で、その年は保有しつづけるか、売却するしかない!となるようです。
積立NISAなので、おそらく、年始にぽんっと上限枠を使いきるような使い方はされないんだと思いますが、このあたり、スイッチングのしやすさでは、積立NISAよりも、iDecoの方が優れていることになるなと思います。
この考え方は、おそらくNISAにもあてはまるりますよね。
私は、今年のNISAの120万円の枠は、はりきってほぼ使い切っているから、そうか~、NISA内で簡単に買い替えとかできないんだぁと、今、知った感じです。笑
(今年から、NISAはじめたもので・・・)
この記事のまとめ
【iDecoの見直しで知っておきたい3つのこと】
①iDeco利用の金融機関を替えたい!
⇒利用機関(運営管理機関)の変更は、手間も時間もかかるので、はじめに利用する機関を選択する時に、手数料と取扱い商品を確認してから始めることをおすすめ!
⇒機関の変更は、資産の移管が必要となり、移管にはいったん、商品の売却が必要となります。これにより、損失がでることもあるので、注意が必要。
②積立額の配分を替えたい!
⇒配分の変更は、今後積み立てていく商品の配分を行うものであり、割と手軽に行えるものである。
③積み立てていた商品を別のものに替えたい!
⇒保有している資産(商品)を一度、売却して、次の商品を購入する=預け替え(スイッチング)が必要となる。売却時に、損失がでている場合は、損切する形になる点、注意が必要である。
【試してみたい投資信託がある場合】
試してみたい投資信託がある時、もし売却することになった場合、運用益が非課税になるiDecoの枠を使うのがよさそう。
以上です。
これからiDecoはじめるよ~という方や、なんとなくはじめちゃったけど、大丈夫なのかなと不安に思っている方は、一冊、iDecoに関する書籍を持っておくと安心だと思いますよ。
私もまったく知識がない状態でしたが、こちらの本を参考に始めることができました。
なお、これは全部、私が調べて考えたことを綴っているだけです。運用やiDecoの活用には個人で考え方が違うと思いますので、参考程度にみていただければと思います。
コメント